ボンネットの傷パンチとマズローの欲求段階説
2017/05/31
MerKneedes(メルニーデス)です、こんにちは。
某貸切のパーティで、ある一級建築士さんが少し悲しい表情で話し始めました。
「わたしの車、ボンネットに傷付けられちゃったんですよ。」
彼の車は新車のアウディ、走る1000万です。
「まぁ、そういう役柄の車ですから、いちいち怒りませんけどね。」
きゃー なにその余裕!
・・・ということで今日は、嫌がらせにクールな対応ができる心理を、MBA的な「マズローの欲求段階説」で分析してみましょう。
マズローを学ぶ時は、あなたが森で遭難してしまった事を想像すると理解し易いです。
第一段階: 生きたい!
遭難したら、まずはお水や食料の確保。食べて生きるという生理的欲求が初めの段階です。第二段階: 安全なシェルターが欲しい
遭難中にリンゴの木を見つけ食料が見つかったら、次は安全な場所で休みたくなります。第三段階: 仲間が欲しい
安全な場所も見つかったら孤独を感じ始めます。集団に属したくなる帰属欲求が第三段階です。第四段階: 仲間に認められたい
村を見つけ話し相手も見つかると、その仲間から自分の存在を認められ、尊敬して欲しくなります。第五段階 :夢を叶えたい
村である程度の役割を見出せたら、「建築家になって独立したい」など自己実現欲求が芽生えます。第六段階: 社会を良くしたい
夢を叶え、家庭も収入も満たされると、「自己超越」と言う最終段階に入ります。困った人を助けたい、村の発展に貢献し世の中を良くしたい、という「見返りを期待せずに世界の平和を願う」ようになります。
ビジネスのターゲットはマズローのどの欲求段階にいるか?相手の欲求に合うアプローチで成約率も高まりますので、ビジネススクールではマズローを学ぶようですね。
アウディを傷付けられた建築設計士さんは、最終段階にいらっしゃいました。
仕事は成功し、先生先生と尊敬され、海外の村に井戸をプレゼントするような彼は、車というモノに対する固執や悪者を憎む器をすでに超越していたのです。
逆に彼の車を傷つけた人は、社会で認められず、欲しいものも買えない鬱屈したストレスに苛まれていた段階だったのかもしれません。
できるだけ、自分自身の欲求レベルを上げたいものですね。
ま、もし私が新車に傷パンチされたら、大音量のO Fortunaが聞こえてきて、一週間くらい寝込むと思いますけど!
まだまだ器の小さい私ですが、今後とも精進してまいります❤
みなさまも素敵なオトナになってくださいね!