共謀罪と映画「スノーデン」
2017/06/01
共謀罪を酒の肴に会話するネクタイ紳士にお呼び頂いたMerKneedes(メルニーデス)です、こんばんは。
「共謀罪、国会めちゃくちゃだよな」
「いやー どこまでゴリ押しするんだろうね?」
ふと見ると、ネクタイ紳士の後方に、見覚えのあるおひとり様が。
そのおひとり様、某議員さんです!
実は私、以前あるパーティでこの議員さんとご一緒したことがあるのです。
しかも彼、共謀罪推進派の党に属していたような・・・。
きゃー 議員さん、聞き耳立てていらっしゃる?!
共謀罪とは
正しくは「組織的犯罪処罰法改正案」(別名「テロ等準備罪」法案)で、犯罪集団が犯罪実行に合意し準備した段階で捜査できるようにしようというものです。共謀罪対象の法律と罪名は277種類!(一覧は3/21付朝日新聞で)
例えば登録されている種を勝手に育てたら現在では育苗法違反です。
共謀罪施行後は「お父さん、種が採れたから来年はこの種で育ててみましょうか」と話した段階でテロリストとして処罰対象になり得る、いやなり得ない、いやなり得る、と、不明確な状態の法案が国会審議されています。※法律案は衆参両院で可決すると成立し、奏上、公布、施行となります。(内閣法制局)
ということで今日は、日弁連も反対している共謀罪にピッタリな映画「スノーデン」Snowden (2016)のお話を。
カメラやマイク付きのパソコン、テレビ、スマホなど、全く犯罪と関係なくても監視されている。
日本の通信システム、インフラにはマルウェアが仕込まれ、日本が米国を裏切れば日本は終わり・・・。
なかなか面白い映画でしたよ!
※実物のインタビュー動画の一部は英語版Wikiで見ることができます。
「情報」の時代と言われて久しい今日。
収穫前のお米(先物)の売買は、300年前の江戸時代からすでに取引されています。
触ることのできない情報が取引され、街にも通信にも意図しない監視の目が潜み、実体のないサイバー戦争に出向くのは無人機やドローン。
もしかしたら時代は、私たちが気づいているよりも遥か先に進んでいるのかも知れません。
"When I left Hawaii, I lost everything. I had a stable life, stable love, family, future. And I lost that life, but, I've gained a new one, and I am incredibly fortunate,"
"And I think the greatest freedom that I've gained is the fact that I no longer have to worry about what happens tomorrow, because I'm happy with what I've done today."
映画でのスノーデン氏の言葉
「安定した日常、愛情、家族、未来の全てを失ったけれど、すごい幸運を得ることもできたよ。僕が得た最大の自由は、明日どうなるか全く心配しなくなったと言うこと。今日の自分の行いに満足しているからね。」
経営者さんなどは「監視されている前提で」パソコン、SNS、メールを利用されていると思います。
しかし監視されていても、いなくても、堂々と生き、自分自身の言動に自信を持っている方は、やっぱりカッコイイです。
「言霊」という言葉がありますが、人の幸せのために話し、尽くせる人間になることが、監視社会への最大の武器ではないかと感じます。
私たちは、そんなにお馬鹿さんじゃなくてよ❤と言える国民になりたいですね。